水曜日のダウンタウンがギャラクシー賞5度目受賞!昭和vsZ世代企画の評価を徹底解説
2023年7月、TBS系バラエティー番組「水曜日のダウンタウン」が、ギャラクシー賞のテレビ部門で2023年6月度月間賞を受賞したことが明らかになりました。対象となったのは、2023年6月21日放送の「昭和はむちゃくちゃだった系の映像、全部ウソでもZ世代は気付かない説」です。番組にとって、約1年8カ月ぶり、通算5度目のギャラクシー賞月間賞受賞となりました。
注目されたのは、単に世代間のギャップを笑いに変えた点だけではありません。精巧なフェイク映像、昭和世代の芸人たちによる即興のトーク、そしてZ世代の反応を組み合わせ、ウソをエンターテインメントとして成立させた企画構成が評価されました。2026年の視点から、受賞の経緯、具体的な企画内容、過去の受賞歴、ギャラクシー賞の選考制度まで整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 受賞内容:2023年6月21日放送回が、ギャラクシー賞テレビ部門の2023年6月度月間賞に選出。
- 受賞回数:番組にとって5度目の月間賞で、前回の受賞から約1年8カ月ぶり。
- 評価の核心:フェイクを使った発想だけでなく、昭和世代の即興力やチームワーク、企画を成立させる演出が評価された。
【結論】水曜日のダウンタウンは何の企画でギャラクシー賞を5度目受賞した?
受賞対象は、2023年6月21日に放送された「昭和はむちゃくちゃだった系の映像、全部ウソでもZ世代は気付かない説」です。TBSテレビが制作する「水曜日のダウンタウン」は、世の中にあるさまざまな説を検証する形式を軸に、ドッキリや実験的な企画を展開してきました。
今回の企画では、「昭和は今では考えられないほどむちゃくちゃだった」という印象を与える映像やエピソードを用意し、その内容がすべてウソだったとしても、Z世代は見破れないのではないか、という仮説を検証しました。
受賞は2023年7月20日、オリコンやMANTANWEBなどのエンターテインメントメディアが報道。放送批評懇談会の公式月間賞一覧にも、同番組の該当回が2023年6月度の受賞作として掲載されています。
今回の受賞で押さえておきたいのは、番組全体が一括して評価されたというよりも、特定の放送回が選考対象になった点です。ギャラクシー賞の月間賞は、個々の番組や企画の内容を評価する仕組みであり、人気番組だから自動的に選ばれるものではありません。
また、「5度目」という数字は、2023年7月の受賞報道時点での通算受賞回数を指します。2026年現在の受賞歴全体と混同せず、今回の受賞を過去の実績の一つとして捉えることが大切です。

【企画の中身】「昭和はむちゃくちゃだった系の映像、全部ウソでもZ世代は気付かない説」は何が面白かった?
企画の仕掛けは、実在した昭和の風景を思わせる映像と、もっともらしいウソの情報を組み合わせることです。若い世代には実体験がなく、当時の社会事情を十分に知らない人も多いという世代間の知識差を、ドッキリの土台にしました。
番組では、通勤ラッシュ時の混雑を記録した映像を導入に使い、乗り切れなかった通勤客が電車の屋根に大勢座っている山手線の映像を提示するなど、現実と虚構を混在させました。さらに、校則違反を繰り返すと校舎から宙づりにされる罰があった、大きな建造物を建てる際には生け贄が捧げられていた、といった荒唐無稽な設定も登場します。
「その年の干支は食べることが禁止されていた」という、昭和の奇妙な習慣を装ったウソも、受賞理由を説明する際に放送批評懇談会が取り上げた例の一つです。いかにも昔ならありそうだと思わせる設定と、明らかにおかしい内容の落差が、企画の笑いを生み出しました。
この仕掛けを成立させたのが、昭和世代の芸人たちです。彼らはウソの内容を事前に知らされず、初めて聞いた設定に対して即興でエピソードを加え、あたかも本当に存在した習慣であるかのように話を広げていきます。
つまり、視聴者が楽しむ対象は、Z世代が信じるかどうかだけではありません。昭和世代がどのようにウソに説得力を与えるのか、どこまで即興で話をつなげられるのか、そしてZ世代が何を手がかりに真偽を判断するのかという、複数の見どころが用意されていました。
企画の土台には、2022年8月に日本テレビで放送された特番「ダウンタウンvsZ世代 ヤバい昭和 あり?なし?」があります。昭和独特の光景を取り上げ、世代間の違いを楽しむフォーマットを踏まえながら、「水曜日のダウンタウン」はそこにフェイクとドッキリを組み込んだ独自の企画へと発展させました。
【受賞理由を分析】ギャラクシー賞が評価したのはウソそのものではない
2023年6月度の選評は、今回の受賞理由を理解するうえで重要な手がかりです。放送批評懇談会が発行する放送専門誌『GALAC』2023年9月号では、この企画を「フェイク昭和を遊び倒すスキル」という見出しで取り上げています。
選評では、昭和世代とZ世代の対比を使った番組が流行するなかで、本作がウソを逆手に取り、エンターテインメントとして成立させた点を高く評価しました。また、昭和世代のチームが各人の役割を果たしながら企画を進める様子にも注目しています。
評価のポイントは、大きく分けて次の4つです。
- フェイクの完成度:実在の記録映像を思わせる素材と、虚構の情報を巧みに組み合わせたこと。
- 即興のトーク力:事前にウソを知らされていない昭和世代の芸人たちが、設定に合わせて話を展開したこと。
- チームワーク:一人の話を別の出演者が受け、ウソに説得力を与えていく連携があったこと。
- 笑いの対象の設定:出演者個人を追い込むのではなく、昭和という時代のイメージを題材にしたこと。
とりわけ重要なのは、フェイクの対象が「人」ではなく「時代のイメージ」に向けられていた点です。『GALAC』の選評は、同番組の持ち味である毒気が昭和という時代をいじる方向に働き、幅広い視聴者が楽しめるナンセンスな笑いにつながったと分析しています。
「水曜日のダウンタウン」は、出演者を精神的に追い込むドッキリなど、企画によって評価が分かれ、物議を醸すこともある番組です。しかし、今回の放送回では、ウソの設定をめぐる出演者の即興力と、仕掛けを組み立てる制作側の技術が一体となっていました。
ここに、単なる悪ふざけと、企画として練り上げられたバラエティーとの違いがあります。ウソをつくこと自体ではなく、視聴者が虚実の境界を行き来する過程を、どれだけ面白く、破綻なく見せられるか。その構成力が受賞理由の核心です。

【受賞経緯と歴代受賞回】5度のギャラクシー賞を時系列で整理
「水曜日のダウンタウン」のギャラクシー賞月間賞は、2015年の初受賞から2023年の5度目まで、さまざまなタイプの企画が選ばれてきました。公式の月間賞記録と当時の報道を照らし合わせると、歴代の受賞回には、検証企画、即興性を生かした実験、長期的な人間関係の変化を追う企画など、異なる魅力が見られます。
| 受賞時期 | 対象となった企画 | 評価につながった主な特徴 |
|---|---|---|
| 2015年7月度 | 「徳川慶喜を生で見たことがある人 まだギリこの世にいる説」 | 高齢者への聞き取りを通じ、歴史上の人物を実際に見た人が存命している可能性を検証。 |
| 2017年6月度 | 「先生のモノマネ、プロがやったら死ぬほど子供にウケる説」 | プロのモノマネ芸人が学校の先生を研究し、生徒の前で披露するまでの過程と反応を構成。 |
| 2019年5月度 | 「新元号を当てるまで脱出できない生活」 | ななまがりが新元号を当てるまで密室生活を続ける企画。ヒントの出し方や攻略過程が評価された。 |
| 2021年10月度 | 「おぼん・こぼん THE FINAL」 | 長年にわたり不仲が知られていた漫才コンビの関係修復を追い、仲直りに至る過程を描いた。 |
| 2023年6月度 | 「昭和はむちゃくちゃだった系の映像、全部ウソでもZ世代は気付かない説」 | フェイク映像、世代間の知識差、即興トークとチームワークを組み合わせた企画性。 |
2015年の初受賞では、1913年に亡くなった徳川慶喜を生で見た人がまだ存命しているのではないか、という説を検証しました。105歳の女性から慶喜を目撃したという証言が得られ、歴史的な記録との照合を含めて、検証企画ならではの面白さが評価されました。
2017年には、プロのモノマネ芸人が学校の先生のモノマネを研究し、生徒の前で披露する企画が受賞。2019年には、ななまがりが新元号を当てるまで脱出できない生活が選ばれました。いずれも、発想だけでなく、出演者が課題に取り組む過程を見せる構成が特徴です。
2021年10月度の受賞作は「おぼん・こぼん THE FINAL」でした。長期間にわたる関係修復の試みを追い、コンビの仲直りという展開に至った放送回です。今回の2023年6月度月間賞は、同番組にとってこの受賞から約1年8カ月ぶりの5度目となりました。
歴代受賞回を並べると、番組が一つの笑いの型だけで評価されてきたわけではないことが分かります。歴史の検証、学校でのモノマネ、新元号をめぐる脱出企画、長期ドキュメント的な人間ドラマ、そしてフェイクを利用した世代間ドッキリ。題材が異なっても、企画の仮説を明確にし、出演者の反応を積み重ね、最後まで視聴者を引き込む構成が共通しています。
【ギャラクシー賞とは】月間賞の意味とテレビ部門の選考基準
ギャラクシー賞は、放送批評懇談会が日本の放送文化の質的向上を目的に、優れた番組や個人、団体を顕彰するために創設した賞です。創設は1963年。現在はテレビ、ラジオ、CM、報道活動の各部門があります。
テレビ部門では、毎月の定例選考会で委員が推薦した番組などを審査し、月間賞を選びます。月間賞に選ばれた作品は、放送専門誌『GALAC』で番組内容や選評が紹介され、年間の賞に向けた入賞候補作品にもなります。
ただし、月間賞と年間の大賞・優秀賞は同じものではありません。年間賞は別途、上期・下期の選考と最終選考を経て決定されます。月間賞は、特定の放送回や番組がその月の選考で評価されたことを示す賞です。
選考制度の特徴は、応募された作品だけでなく、委員会自身が番組を推薦する仕組みを持つことです。放送批評懇談会の会員から選ばれた選奨事業委員会が審査を担当し、賞の独立性を保っています。
今回の受賞を読み解く際も、視聴率やSNS上の話題性だけを評価基準と考えるのは適切ではありません。2023年6月度の選評では、フェイクをエンターテインメントに変えた企画設計、出演者の役割分担、即興のトーク、そして笑いの対象を時代のイメージに置いた工夫が具体的に論じられています。
つまり、ギャラクシー賞の受賞は、番組が多くの人に知られていることの証明というより、放送作品としてどのような発想や構成上の工夫があったかを、選考委員が評価した結果と捉えるべきです。
【昭和vsZ世代の評判】企画の強みと見落としがちな論点
「水曜日のダウンタウン」の昭和vsZ世代企画が持つ魅力は、世代間の知識差を単なる対立構図に終わらせなかったことです。Z世代は映像の真偽を判断し、昭和世代は即興でウソを補強する。それぞれの立場が異なるからこそ、同じ場面でも違う緊張感が生まれます。
さらに、昭和世代の芸人たちもウソの設定を知らされていないため、台本どおりに演じているわけではありません。予想外の情報を受け止め、話をつなぎ、周囲と連携する能力そのものが見どころになります。受賞選評がチームワークを評価したのは、この仕組みが企画全体を動かしていたためです。
一方、番組を視聴する際には、笑いのために作られた情報と歴史的な事実を区別する必要があります。企画の目的は、昭和に本当に奇妙な習慣が存在したことを証明することではなく、もっともらしいフェイクを人がどのように受け取るかを楽しむことです。
特に、映像が古めかしく見えることや、出演者が自信を持って話すことは、その内容が事実である証拠にはなりません。今回の企画は、映像の見た目や語り口が、視聴者の判断にどれほど影響するのかを笑いの形で浮かび上がらせました。
また、受賞したことと、番組のすべての企画が無条件に評価されていることも別問題です。「水曜日のダウンタウン」は、強いドッキリや過激な演出によって賛否が分かれる場合があります。ギャラクシー賞の評価は、あくまで対象となった放送回の企画と表現に対するものです。
この点を踏まえると、今回の放送回は、バラエティーの面白さと情報を見極める力を同時に考えられる企画だったと整理できます。ウソを見抜けるかどうかだけではなく、人はどのような状況で情報を信じ、誰の言葉に説得力を感じるのか。その問いが、世代を超えて楽しめる笑いにつながりました。
【ギャラクシー賞・水曜日のダウンタウン】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:水曜日のダウンタウンがギャラクシー賞を5度目に受賞したのは何年ですか?
A1:2023年です。2023年6月21日放送の「昭和はむちゃくちゃだった系の映像、全部ウソでもZ世代は気付かない説」が、テレビ部門の2023年6月度月間賞に選ばれました。受賞は同年7月に報道されました。
Q2:ギャラクシー賞の受賞理由は何ですか?
A2:フェイク映像をエンターテインメントとして成立させた企画力に加え、昭和世代の芸人による即興トークやチームワークが評価されました。放送批評懇談会の選評では、ウソをめぐる複数の視点と、よく練られた構成が注目されています。
Q3:ギャラクシー賞の月間賞と年間賞はどう違いますか?
A3:月間賞は、テレビ部門の定例選考会で選ばれる賞です。月間賞の受賞作品は年間賞の入賞候補となりますが、年間の大賞や優秀賞は別の選考を経て決まります。
Q4:水曜日のダウンタウンは過去にどのような企画で受賞していますか?
A4:2015年の徳川慶喜の目撃者を探す企画、2017年の先生のモノマネ企画、2019年の新元号を当てるまで脱出できない企画、2021年の「おぼん・こぼん THE FINAL」などが月間賞を受賞しています。2023年6月度の受賞が5度目でした。
Q5:受賞した企画に登場する昭和の習慣は、すべて実話なのですか?
A5:いいえ。企画の中心は、昭和の記録映像を思わせるフェイクや、架空の習慣をZ世代が信じるかどうかを検証するドッキリです。番組内のウソの設定を、昭和の歴史的事実と混同しないことが大切です。
まとめ:【プロの結論】5度目の受賞が示したバラエティーの企画力
「水曜日のダウンタウン」が2023年6月度のギャラクシー賞月間賞を5度目に受賞した背景には、2023年6月21日放送の「昭和はむちゃくちゃだった系の映像、全部ウソでもZ世代は気付かない説」の独創的な仕掛けがありました。
受賞理由の核心は、ウソをつくことそのものではありません。精巧なフェイク映像を用意し、昭和世代の芸人たちが即興で設定を膨らませ、Z世代が真偽を判断する。その一連の流れを、世代間のギャップとチームワークが生きるエンターテインメントに仕上げた点です。
歴代の受賞回を振り返っても、同番組は歴史の検証から学校でのモノマネ、新元号をめぐる脱出企画、長期的な人間関係の変化まで、異なる題材で企画力を示してきました。2023年の受賞も、番組の知名度だけでは説明できない、個別の放送回に対する評価でした。
ギャラクシー賞の受賞歴を調べる際は、受賞回数だけでなく、対象となった放送日、企画名、選評、月間賞と年間賞の違いを併せて確認することが重要です。そうすることで、話題になった番組という視点を超え、なぜその放送回が放送文化の観点から評価されたのかまで理解できます。
「水曜日のダウンタウン」の5度目の受賞は、バラエティー番組が、発想の意外性だけでなく、出演者の技量と緻密な演出によって評価されることを示す一例です。笑いの仕掛けを楽しみながら、その裏側にある企画設計にも目を向けると、この放送回の魅力がより鮮明になります。 (出典: ギャラクシー 賞 水曜日 の ダウンタウン(Yahoo!ニュース))